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JTO概要御徒町物語

御徒町(おかちまち)

いかにも江戸の名残をとどめているこの町の名前は、地図を開いてみてもJR山手線の駅名と地下鉄日比谷線の駅名以外には使われていません。宝飾品を扱う人なら多少なりとも御徒町とかかわりを持つことになるでしょう。そして、なぜ御徒町という名前なのか、なぜ宝飾品の業者が集まっているのか、と不思議に思うはずです。



1955年1月 ひすい通りを西に見たところ


2016年

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御徒町の名前の由来

あまり知られていませんが、江戸の町造りは京都をお手本にして築かれています。京都御所から見て琵琶湖になぞらえられたのが上野弁天池、比叡山に相当するのが上野寛永寺です。
 さらに江戸城の北方の護りとして、御先手組、御書院御番組、御徒士組といった幕臣に屋敷、長屋が与えられました。町人の住む町には幕府によって名前がつけられましたが、面積の八割を占める寺社、武家地は、一種の治外法権だったために町名がなく、庶民は俗称を使って地理の目安にしました。
 そのため江戸時代の地図には御徒町、中御徒町などと記されてはいるものの、公式な町名ではないので、どこからどこまでが御徒町なのかはわかっていません。

 ところで、この御徒士組は幕臣の中でも下級の武士でしたから、江戸の中頃になると彼らの生活は苦しくなり、さまざまな内職にはげみました。中でも有名なのが屋敷の庭を利用した朝顔の栽培です。今でも行われている入谷の朝顔市のために、最初に栽培しはじめたのは御徒町だったといわれています。

1872年(明治5年)に、御徒町は正式な町名として採用されましたが、1964年(昭和39年)10月1日に変更されました。


1963年ミヤギビル南側より北を見たところ


2016年

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宝飾品の街・御徒町

宝飾品の街としてのルーツも江戸時代にまでさかのぼります。御徒町付近は、上野寛永寺、浅草寺をはじめとし、数え切れないほどの寺社があったため、仏具や銀器の飾り職人も多く集まってきました。また、台東区には古くは浅草、吉原、柳橋、黒門町、湯島、根津など、域街、色街が多くあり、かんざし、帯留めなどの小物を納めるビジネスの拠点として便利だったことも理由のひとつにあげられます。明治の中頃になると、指輪を製作、加工する業者が増えました。やがて型を使用した量産技術が生まれ、宝飾品の街・御徒町のイメージをますます高めていきました。



1964年3月沖徽章商会辺りから北を見たところ


2016年


第二次大戦後には、上野で米軍の兵士が時計やアクセサリーなどを売買しはじめました。この青空マーケットがやがてアメ横の母体になりました。上野や御徒町はアメ横のバックヤードとして修理と仲買機能を果たすとともに、戦後いち早く1964年(昭和39年)の春から時計・宝飾業者同士の交換会である「市」も行われるようになり、宝飾品取引の中心地としての地位を確立しました。また、1956年(昭和31年)に時計関連卸11社で結成した「仲御徒町問屋連盟」もきっかけのひとつです。



1967年頃ミヤギビル辺りから北を見たところ


2016年

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御徒町周辺のみどころ(上野)

【不忍池】

不忍池と書いて「しのばずのいけ」と読みます。現在、上野公園になっている高台を「忍ケ岡」と呼んだので、
その下にある池は不忍の池になりました。

【摩利支天(まりしてん)】

御徒町駅のホームの上野駅側に立つと、西側にアメ横商店街の一角が見え、その屋上に「摩利支天」と看板の出ている寺院がある。その字面と「まりしてん」の音の響きのやさしさに、どんな神様か気になっていたので調べてみた。ここは妙宣山徳大寺が正式名称だが、一般には下谷摩利支天、上野摩利支天で通っている。

【コンゴ大使館】

大使がこの街を気にいったということで、アフリカのコンゴ民主共和国の大使館が浅草橋5丁目にあります。
コンゴは、日本でも何回か公開された巨大なダイヤモンド、ミレニアムスター203cts(現在はルイ・ヴィトンが所有)の産地です。
また近年は紛争ダイヤモンドの当事国として、ジュエリー業界では馴染みのある国です。

【文豪・森鴎外ゆかりの宿・水月ホテル鴎外荘】

明治の文豪・森鴎外が「舞姫」を執筆した旧邸を保有する温泉旅館です。

【旧岩崎邸】

旧岩崎邸は、江戸時代は越後高田藩榊原氏、明治初期は舞鶴藩牧野氏の屋敷でしたが、
その後、三菱コンツェルンの創設者・岩崎家のものとなりました。1896年(明治29年)に、現在ある岩崎家本邸が完成しました。

【西郷隆盛銅像】

浅草出身の彫刻家・高村光雲による上野公園のシンボル。桜島産の犬を連れ、腰に吊るしているのは兎の罠です。

【国立西洋美術館】

松方コレクションが核となっている美術館で、ロダンの「考える人」があります。

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